占い雑誌「My Calendar」の2020年10月号は「まるごと1冊、タロット占い」。
個人的にもう占いの雑誌は卒業したと思っていたのに、いてもたってもいられなくなって久々に購入。
占い雑誌に触れるのは久しぶりだったせいか、中学生の頃のようにワクワクと読みふけってしまいました。
さすが、秋・・・!
今回の内容は、タイトルどおり、タロット情報が満載なのですが
その中で、まず目に飛び込んできたのは、声優の蒼井翔太さんと鏡リュウジさんの対談。
蒼井さん:僕、子どもの頃、不登校でしたし、勉強のやり方もわかってないようなところがあって。だからノートに大アルカナから小アルカナまで、全部書いたんです。それで大まかな意味は覚えましたけど、カードに言葉を当てはめていくだけだとしっくりこないな、と。それで「カードの第一印象を見て判断すればいいんだ」というところに行き着きましたね。
鏡先生:それ、一番の練習法なんです。まずは書いて覚える。そして後はいかにそれを忘れて、自分の言葉で語れるようになるか。
My Calendar 2020 Autumn Vol.7より
「まずは書いて覚える。そして後はいかにそれを忘れて、自分の言葉で語れるようになるか。」
という鏡先生のお言葉、さすが深い!
そして、別のページでも、マーヤラジャ・ディーヴァ先生が、「大アルカナノートを作ろう」という記事を書かれていて、とても参考になったのです。
他にもたくさんの、勉強になる記事が詰め込まれていて、読み応えバッチリ!
タロット初心者から勉強中の方まで幅広く楽しめる内容になっています。
リンク貼っておきますね!
実は、この「ノートに書く」ということを、私自身、手相リーディング講座の中で推奨しておりまして・・・
この方法はやっぱりリーディング力を高めるための確実な方法なんだな、と今回確信することができたのであります。
ということで、今日は、「手相リーディングが確実に上達する方法」について書いてみようと思います。
手相リーディングだけでなく、「リーディング全般」において上達できる方法です。
リーディングの力が確実に上達する方法とは?

なんだと思いますか?
どんな細かい線も見逃さずに
「当てること」です!

そう考える人がきっと多いですよね。
もちろん、「当たる」「当てる」ことは大切な要素です。
ここでは、その「当たって」「相手の心を動かす」状態を作り出すリーディング力が確実に上達していく方法を3つあげてみます。
それは
- 言葉を書き留めてボキャブラリーを増やす
- 感じることを言葉にする練習をする
- 心が動く新しい体験をたくさんする
の3つです。
こうして文章にしてしまうと、「なあんだ・・・」とサラッと流されてしまうような項目に感じられるかもしれないのですが、これは本当に大切なこと、かつ、確実に効果が出る方法なんです。
これを意識すると、手相やタロットだけでなく、どんな占いや鑑定やセラピーでも、目の前の人の心に響くリーディングをしていくことができるようになります。
手相に限らず、「リーディング」を取り入れていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、ひとつひとつ説明をしていきますね。
言葉を書き留めてボキャブラリーを増やす
手相の線を確実に覚えることよりも大切なこと。
それはなんといっても「ボキャブラリーを増やす」ことです。
私自身、自分はボキャブラリーは少ない方だと思っています。
それでも「そのボキャブラリーを見習いたい」と言ってくださる方が増えてきたのは
この方法のおかげなんです。
ボキャブラリーを増やそう
- 本を読んでいる時に
- 講演会やセミナーなどのイベントに参加した時に
- 家族や友人との会話の中で
- 道行く人の声が聞こえてきた時
- カフェで隣の席の素敵な人たちの会話が耳に入ってきた時
- テレビ番組を見ている時
- 映画を見た時
などのさまざまなシチュエーションで「ああ〜このことば素敵!」という言葉に出逢ったら、書き留めておいて、実際の生活の中で積極的に使っていこう。
上記にあげたようなさまざまなシチュエーションの中で、ある言葉に触れて、「心が動く」ことってありますよね。
そんな時には、まず忘れないうちにどこかに書き留める。
携帯にメモするのも良いですね。
そして、1冊のノートを作っておいて、時間のある時に、そのノートに書き込んでいくのです。
そうやって書き込んだ言葉も、使わなければ、自分にインストールされませんから
時々見返してみながら、意識して、実際に使ってみることが大切です。
どんどん使うことで自分の中にインストールされていきます。
そうすると、はじめは使うのが恥ずかしかった言葉でも、いつの間にか自然に口から出てくるようになることに気づくと思います。
そうなってくるとしめたもの!
占いや鑑定やセラピーをするときにも、どんどん言葉が出てくるようになるのです。
これは占いや鑑定やセラピーなどをしなくったって、それだけで、人生が豊かになっていく方法ですから、ぜひやってみてください。
手相に特化した方法
手相リーディングに関していえば、具体的に「てのひらの宇宙」でリーディングができるようになる方法として、実体験から以下のやり方をおすすめします。
- 1冊のノートに、木星丘、土星丘、太陽丘、水星丘、金星丘、月丘、第1火星丘、第2火星丘、地丘の各ページを作る。
- それぞれのページに各丘のキーワードを書き込む。
- そのキーワードから連想される言葉を思いつく限り書き込む。
- 素敵な言葉に出逢ったら、「この言葉はどの丘に当てはまるかなあ」と考えてみて、当てはまる丘があるならば、その丘のページにプラスして書き込んでいく。
そうすると、立派なリーディングノートが出来上がります。
どれかの丘に当てはめるのは難しいと思う言葉は、自由なページを作っておいて、そこに書き込んでいくと良いですね。
手相を見る時に、なんていうことではなく、生活の中でいつでも言葉に出していくことがポイントです。
素敵だと思う言葉、心地いい言葉、褒める言葉は、いくら口に出し過ぎたとしても、いいことしかありませんから。
やってみる価値ありです。
感じることを言葉にする練習をする
前出の「ボキャブラリーを増やす」とつながっているのですが、2番目の方法は、「感じることを言葉にする練習をする」ことです。
私たちは「感じること」を言葉にどれだけできているでしょうか?
人は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚という五感を持っていて、どれが強くはたらくかに個人差はあると思うのですが、その感覚器を通して、いつも何かを「感じて」います。
なのに、それを言葉にするのは苦手な人が多いのではないでしょうか・・・。
私自身がそうだったんです。
約10年間のOL生活をやめて、セラピーの世界に興味を持ち始めた頃のこと。
自分が感じていることを言葉にする以前に、「自分が何を感じているかさえもわからない」ことに気づいたのです。
たとえば、今、何が食べたいのか。
それさえもわからない。
なぜなら、いつも頭で考えていたからだと思います。
人と一緒にいる時には「Aさんが食べたいものに合わせよう。」
一人の時には「できるだけ値段が安くて早く食べられるランチにしよう。」
と、何かに急き立てられるように決めていた記憶が。
決めていたというより、正確には「流されていた」と言った方がいいかもしれません。
自分の「感覚」を感じることをしていなかったのですね。
さらに、頭で考えることさえも、自分の考えや意見よりも、人に合わせることを優先していた感じ。
常に「自分は今どうすることが正解なんだろう?」と考え、自分の「感覚」を感じるシステムを封鎖してしまっていたのです。
そんな生活に浸りきってしまっていたので、OLをやめて一番最初に、当時人気のセラピストさんのところを訪ねた時に、愕然としてしまったことを覚えています。
綺麗な青色の小瓶を見せられて
「これを見てどう感じますか?」と聞かれ、
どう答えたらいいかわからなかったのです。
当然何かを感じているはずなのに、その感覚にはアクセスできず・・・
「どう感じるのが正解なんだろう?」とばかり考えてしまっていたのですね。
これは、おそらく私だけではないのではないかなあと思います。
昭和の時代の学校教育や会社での新人教育って、否応なしにとにかく言われたことを言われた通りにできる人になれるよう育てられた。
常に正解を求められ、間違いは許されなかった。
そう感じる人は多いのではないでしょうか。
そんな社会の風潮の中では、感じる感覚が閉ざされても無理はありませんよね・・・。
本当は、誰もがいろいろなことを感じ取る力を持っている。
目の前の人のことを感じ取るシステムも実は私たちには備わっているのです。
まずは、自分の「感覚」にアクセスしていくことで、そのシステムは徐々に作動していきます。
感じることを言葉にしてみよう
- 目の前にある物を言葉で表現してみよう
- 美味しいものを食べたら言葉で表現してみよう
- 自分が感じている感覚を言葉にしてみよう
まずは、これだけのことをやってみましょう。
たとえば、大好きなパワーストーンを手に持って、感じることを言葉で表現していきます。

光の当たり方次第でところどころに美しい虹が現れます


などなど、なんでも構わないのでとにかく言葉にしていきます。
同じように、何かを食べて「美味しい!」と思ったなら、その感動を言葉で表現してみましょう。
「何?このやわらかさ!このやさしい食感!甘すぎないクリームとふわっふわの生地が最高にマッチして、もう私までとろけそう!」
あ、すみません、つい・・・美味しいスイーツの話になると興奮するたちでして・・・。
それから、たとえば、お風呂に浸かった時の感覚。
「粗塩を入れるとお湯がまったりとして、浄化の力を感じて癒される〜。上がったあとも、体がすっかり軽くなってお肌もすべすべ。足の先からポカポカしてる。」
など。
何かにつけ言葉にしていくといいです。
表現力を磨く練習とも言えるかもしれませんね。
自然の風景などを言葉にしてみるのも良いですね。
そのうち風になびく木々の葉っぱのざわめきからインスピレーションを受け取ることができるようになったりするかもしれません(!)
感じたことを言葉にするということは、対象物に集中していかないとできません。
まるで一心同体になるような作業ですね。
だからこそ、リーディングの力が高まるのです。
手相に特化した方法
手相リーディングに関していえば、具体的には以下のことをやってみるのがおすすめです。
- ことあるごとに自分のてのひらを見て感じることを言葉にしてみよう
- 人のてのひらを見て感じることを言葉にしてみよう
- は、毎日自分のてのひらを見ても日々違って見えて違う感覚を抱くと思うので、それを感じていくこと。
- は、ひとことで良いので、感じることを言葉にしてみます。
てのひらには、「目は口ほどにものをいう」と言われるように「てのひらは口ほどにものをいう」と言ってもいいのではないかと思えるほど、その人自身が現れています。
なので、てのひらを見た時の第1印象って、何気に”当たっている”ことが多いんです。
手相についての知識がない人でも感覚が優れていれば手相リーディングができてしまうほどです。
最初はたったひとことで大丈夫。
「わあ!やさしい手ですね!」
「思ったよりも力強いですね。」
「ふくふくしてて包容力がありそう!」
などなど。
心地よくて愛がある褒め言葉ならなんでもオッケー!
この練習をしていくと、必ず手相リーディングの力が高まっていきます。
心が動く新しい体験をたくさんする
感じることを言葉にしていくには、自分の感覚にアクセスする回路を開いていくことが大切。
その回路を開くには、心を動かすこと。
心を動かすには、新しい体験をすることが一番。
新しい体験で新しい感性が開いていくのです。
自分の奥深くに閉じ込められていた「自分の感覚」を取り出して磨いていく作業。
磨けば磨くほど、感覚は鋭くなって輝きを増していきます。
新しい体験をしてみよう
- 新しいことを始めよう
- やったことのないことに挑戦しよう
- 心から楽しいと思うことをしよう
- 通ったことのない道を歩いてみよう
- 旅行に出かけよう
ちなみに、これらのことは、脳を活性化するのにも有効です。
いくつになっても脳は成長させることができることが脳科学でもわかっているとのこと。
初めての経験をすることで、脳に新しい情報伝達回路が作られ、脳の新陳代謝が活発になって脳が成長するそうです。
まとめ
この記事では、手相リーディングが上達する3つの方法をお伝えしました。
- ノートを作ってボキャブラリーを増やそう
- 感じることを言葉にする練習をしよう
- 新しいことに挑戦してみよう
この3つの方法は、手相だけでなく、カードリーディングや数秘やカラー、その他のどんなリーディング力も高まる方法です。
ぜひやってみて効果を感じていただければ嬉しいです。
手相のことをもっと知りたい方は、ひとりでこっそり学べる動画講座をのぞいてみてください。
※順次動画をアップしていく予定です。
また、zoomによるライブ講座であれば、自分の手を見ながら進めていくことができます。