カリンバってどんな楽器?
難しいの?
選び方は?
弾き方は?
どこで買えばいいの?
と、「カリンバ」が氣になっていながらも、1歩を踏み出す前に迷っているあなたへ。
少しでもその迷いが晴れやかになって、安心して前に進むことができますように!
そんな思いを込めて
カリンバを購入して「本当に買ってよかった!」と思っている私が、経験したことや感じること、思うことを、率直にお伝えしたいと思います。
お役に立てればうれしいです!
カリンバの種類
私が購入したカリンバ
私が購入したカリンバは、こちらです。
「ONETONE」というメーカーのカリンバ「OTKLS-01」。
ご覧のように、穴が開いていない単板タイプ。
このように穴が開いていないタイプのものを「ソリッドカリンバ」と呼ぶみたいです。
ギターやウクレレのように、ボディーに穴が開いている箱型タイプもあるのですが、私はこちらのソリッドカリンバ(=単板タイプ)を選びました。
単板タイプと箱型タイプ
とある日。
楽器屋さん(島村楽器)に立ち寄った時、店頭に並んでいたカリンバに一目惚れ♡
そこには、「ONETONE」というメーカーの、見た目にも可愛い4種類のカリンバが並んでいました。
穴が開いているものと、穴が開いていないものがあります。
穴の形が鳥になっているものもあって本当に可愛い♡
手にとって弾いてみると、穴が開いてる箱型タイプの方が音が大きくて、よく響く印象。
ソリッドカリンバと呼ばれる単板タイプの方は、まろやかな音だなあと感じました。
結果、私は自宅で癒されたいので、音のまろやかな単板タイプにしました。
ほとんど衝動買いです^^;。
だけど、結果的に大正解!
素材はいろいろ
この日、店頭に並んでいたものだけでも、その素材には「オクメ」「コア」「マホガニー」という種類がありました。
いろいろ調べてみると、他にも「ブラックウォルナット」「アカシア」「サペリ」「メイプル」などなど、本体にはたくさんの種類の木が使われているようです。
どれもギターやウクレレによく使われている素材で、家具にも使われていますよね。
素材によって何が違ってくるかというと
- 音
- 柄もよう
- 重さ
- 値段
などが違ってきます。
このあたりは、「好きかどうか」が選ぶ基準になるかなあと思います。
ちなみに、私が購入したONETONEの「OTKLS-01」は、マホガニーでできているカリンバです。
音はやわらかい感じで氣に入っています。
私が試した中では「コア」でできたものが一番音が大きく、明るい音のように感じました。
試し弾きができなかったり、ネットで音を聞かせてもらったりなどができない場合は、とりあえず、最初の1台を購入して、自分の手で弾いてみるのが一番だと思います。
カリンバは、他の楽器に比べると値段もお手ごろで購入しやすいと思いますので!
メーカーもいろいろ!
私はたまたま楽器店で出会ったわけですが、今の時代、ネットで購入する方も多いですよね。
ネットを見てみると、ものすごくたくさんのメーカーがあって、本当にいろんなカリンバが販売されています。
お値段は1,000円前後のものから1万円くらいまでが主流のよう。
中国のメーカーのものも多いみたいですね。
楽器を購入すると一緒についてくる説明書や楽譜が中国語だったりすることもよくあるみたいです。
中国製というと不安なイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、カリンバの場合は、意外と音や作りもしっかりしているようで、満足度の高いレビューも多いようなので、挑戦してみるのもありかも。
その際は、偽物でないことをしっかり確認して、慎重に選んだ方が良いですね。
私も2台目はネットで購入しようと思っています。
日本のカリンバ製作者さんの手作りカリンバにもとても興味がありますが、やはり1台1台手作りで心がこもるだけにお値段がはるので、もっと経験を積んでから、少しずつ手を伸ばしていけたらいいなと、個人的にほくそ笑んでいます。
どれを選んだらいい?
このように、カリンバは
- 箱型タイプか?単板タイプか?
- 素材は?
(様々な種類の木材だけでなく、アクリルでできているものもある!) - 形は?
(四角だけでなく、クマの形や果物の形などいろんな可愛い形のものがある!) - キーの硬さ・高さ・先端の曲がり具合は?
(人によって弾きやすいもの、弾きにくいものがある!) - キーの数は?
(半音のついていない「17音」が標準で、もっと音階が多いものもあり、2段になっていて半音も弾けるものもある!)
など、選びどころはいくつかあるのですが、
ふつうにかんたんな曲を弾くのであれば、まずは17音のものを。
とりあえず最初は、目についた17音カリンバの中から惹かれるものを購入してみることをお勧めします。
音を増やしたり、2段タイプのものを購入するのは、17音に慣れてからが良いと思います。
本当にいろいろな個性を持っていて、正解はわからないのが現状ですので、まずは、選んだ1台と仲良しになってみましょう♪
幸い、カリンバはお手ごろな価格で手に入れることができますのでね♪
カリンバは買ったその日から弾ける♪
カリンバを購入すると、その日から弾くことができるように、初心者キットがセットになっていることが多いです。
カリンバ初心者キットで安心♪
今回私が購入したONETONEのカリンバに付属していたものをご紹介します。
カリンバは、このような綺麗な箱に入っています♪
箱の中は緩衝材で囲まれています。
もう開封してかなり経つので、記憶がないのですが、たしか本体はプチプチのエアクッションに包まれていたような・・・
一緒に箱に入っているものは、こんな感じ。
- カリンバが入るポーチ
- 手入れ用の小さなクロス
- 調律用ハンマー
- 色のついたステッカー
- アルファベット&数字のシール
- 指サック
- 楽譜付の説明書
リアル店舗でも、ネットでも、カリンバを購入すると、たいてい、これと同じような付属品が付いているようです。
これらの付属品について少し補足をしておきますね。
- ポーチ・・・薄いビロードのポーチ。緩衝材などは入っていません。他のメーカーでは他の素材のケースやカバーが付いているものもあるみたいです。
- クロス・・・メガネ拭きくらいの大きさです。もっと大きいのが良ければ、ギター用クロスなどを使うと良いと思います。
- 調律用ハンマー・・・各キーの音を調整したい時に使います。説明書に使い方が書いてあります。
- 色のついたステッカー・・・自分で好きな長さに切ってキーに貼り、目印に。
(貼り方に決まりはなく、自分が弾きやすければそれでよし。)
ちなみに私はまだ貼っていません。 - アルファベット&数字のシール・・・CDEFGABのアルファベットと数字のシールです。
C=ド=1、 D=レ=2、 E=ミ=3、 F=ファ=4、 G=ソ=5、 A=ラ=6、 B=シ=7
切り取ってキーに貼ります。
それぞれのキーにすでに刻印されているので私は貼っていません。
試しに貼ってみたら見にくかったです^^;
(アルファベットや数字を刻印していないメーカーもあります。) - 指サック・・・親指を保護するためについている、事務用品と同じようなゴム製の指サック。実際にはこれをハメると弾きにくいので、私は使っていません。
(使っている動画を見たことがない・・・^^;) - 説明書・・・すぐに弾けるように説明書がついていて、「カリンバ用楽譜」も10曲載っています。この「カリンバ用楽譜」は慣れないと読みにくいと感じました!
カリンバの楽譜は、これと決まっているわけではなく、ピアノと同じように音符で表されていたり、数字で表されていたり、アルファベットで表されていたり、いろいろのようですので、自分で相性が合うものを利用すると良いと思います。
調律について
ネットで購入する場合、たいていはきちんと調律してあるものが届くと思うのですが、中には、調律がちゃんとされていないものもあるようです。
そんな時には、調律用ハンマーを使って音を調整しましょう。
調律済みかどうか、購入サイトやレビューなどをよく確認して購入すると良いですね。
ONETONEの場合は、購入時にしっかりと調律してありますので、最初から気持ち良く弾くことができますのでご安心ください!
上級になってくると、調律用ハンマーで音階を変えて演奏する、という技を使うこともできます。
私はまだまだそこまで達していませんけれど!
カリンバの弾き方
さあ、こうして手に入れたカリンバ、どうやって弾いたらいいのでしょう?
いまは不安なあなたも大丈夫!
キーを弾くだけなのでとてもかんたん♪
カリンバの弾き方はとっても簡単です。
左右の親指でキーを弾く(はじく)だけ!
オルゴールのような癒しの音を自分で奏でることができますよ♪
このあとチラッと説明をしますが、カリンバはキーの並び方に特徴があり、ピアノと違って、音がひとつ飛びに並んでいるので、なんとなく弾くだけで綺麗な和音になるので、癒されるのです♪
なので、「楽器で癒されたい」方は、曲が弾けなくても、適当に弾くだけでじゅうぶんに癒されると思いますよ♪
キーの並び方
ピアノなどを弾ける方は、キーの並びに慣れるまでは、弾きにくいと感じるかもしれませんね。
カリンバのキーは、ピアノのように左から順番にドレミファソラシドが並んでいるのではなく、
真ん中から始まって、左右交互に音階が上がっていく仕様になっているのです。
2段の半音付きタイプもピアノのような並びではないので、覚えてしまうまでが大変そうです。
ですが、これは逆に言えば、楽譜が読めない人でも、からだで覚えていけば大丈夫ということ。
使うのは親指だけなので、ゆっくりと練習していけば、好きな曲を弾けるようになるはずです。
※親指だけではない弾き方ももちろんあります!
私が2週間で弾けるようになった曲
私の音楽歴は
- 幼少期にエレクトーン
- 学生時代にギター
という感じなのですが、そんな私がカリンバを購入して約2週間で弾けるようになった曲をアップしておきますね♪
前から弾きたかった曲を耳コピーしてみたものです。
撮り方とか編集がダサくて申し訳ないのですが、ご参考になれば!
カリンバ演奏で知っておきたい”ちょっと困ること”
約2週間カリンバを弾いてみてわかった「ちょっと困ること」も、あげておきますね。
半音をどーするか?
先に述べたように、基本の17音カリンバでは、「半音」を出すことができません。
なので、基本的には、メロディーに「#」や「♭」が出てこない曲を選びたいところ。
でも、ほとんどの曲には半音が出てきますよね。
小さな磁石をキーにくっつけて半音を出す方法もあるみたいなんですが、元に戻したりが面倒で、なかなか誰もが実際に使える技とは言えなさそう。
なので、ちょっとごまかすとか、音を飛ばすなどの工夫が必要となってきます。
そんなところをカバーして、素敵にカリンバを弾くことができるテキストがありますので、これはオススメ!
親指の爪が・・・
ある日、いっぱい練習をしていると、カリンバの上に白い粉が・・・
え?なんだろう?と払っていて氣づきました!
なんと、それは、親指の爪が削れたものだったのです!
最初は氣づかなかったけれど、カリンバのキーは固いので、どうしても親指の爪が、だんだん削れていってしまいます。
そうやって爪がなくなっていくと、指の角度を変えたりしないと上手に音を出せなくなってしまいます。
そのために付属品に入っている指サックなのでしょうが、使い物になりません・・・涙
ギター用の指にはめるピックを試している動画も見かけましたが、結局、ピックをはめて演奏している人はあまり見ませんね・・・。
このあたりは、私もこれから研究してみようと思うテーマです。
いまのところは、親指の爪を守り守り、なんとか弾いていっています。
他の楽器と合奏は・・・
カリンバは、音が小さいです。
ひとりでお部屋で弾くには十分なのですが、他の楽器と合わせるのは、音量が違いすぎるので、工夫が必要となるかと思います。
私は妹の鍵盤ハーモニカと合わせようとして、カリンバの音の小ささに愕然としました(笑)
合奏したい時には、ピックアップマイクなどをつけて、スピーカーから音を出すようにすると良いと思います。
マイク内蔵のカリンバもあるようなので、これからいろいろ試してみて、また記事にアップしたいと思っています。
カリンバのいいところ
と、カリンバのちょっと困るところを書いてきましたが
カリンバへのときめきは、そんなことくらいでは消えることはありません!
こんなにお手軽で癒される楽器が他にあるでしょうか?
まるでオルゴールのような美しい響き!
さらに
- 誰でも弾ける
- 持ち運びが便利
- 音が小さいので夜中でも弾ける
- 手入れが簡単(クロスで拭いてあげればオッケー♪)
- ピックアップマイクをつければ音を大きくできる
などをはじめ、カリンバには、他の楽器にはない魅力がいっぱい♪
いつでもどこでも一緒に過ごすことのできる、癒しの存在なのです。
もともとアフリカの、神とつながる楽器だったのですから、ちょっと突っ込んでいくと、その奥深さは計り知れないですね。
まとめ
この記事では、これからカリンバを始めてみようかなあと思っている方に向けて、
カリンバを弾き始めて2週間の私からお伝えしたいことを書いてみました。
これから私もいっぱい練習していこうと思っています!
あなたもカリンバを弾いてみませんか?
めちゃくちゃ楽しくて生活にハリが出るし、
カリンバが創り出す繊細な空氣の振動に心が洗われて、癒されて、落ち着きますよ♪