自分で作るポケットサイズのテキストって、すごい力を持っているんです。
不器用だって大丈夫!
パソコンが苦手なアナログ人間だって大丈夫!
一生懸命勉強して資格を取ったから、それを生かしていきたい。
誰かに教えたい。教室を開きたい。
そんな気持ちが少しでもあるならば、ぜひ、手作りテキストを作ってみませんか?


確かにパソコンでないと作るのが難しい資料などもあるかと思います。
でも、パソコンがなくても自分で手作りできるものってあるんですよね。
こんな時だからこそ、自分で手作りすることって大切だし、自分が生み出したものって、自分の分身のようにじわじわと力を発揮していってくれるんです。
私のテキスト手作り体験から言えること
私は手相教室を運営していて、その教室で、自分の作った資料やテキストを使用しています。
今でこそPowerPointやGoogleスライドなどを使って作れるようになりましたが、実はパソコンは大の苦手。
テキストや資料作りにパソコンを使うようになったのは、コロナ騒動によって、オンラインに切り替えざるを得なくなったからです。
それまでは、すべて手書きで原稿を作って、手作りしていました。
今でも、ワークショップやお茶会などで使う資料やテキストを手作りすることがあります。
確かにパソコンでちゃっちゃと資料を作れるといいと思うし、これからの社会に対応していくにはそういう技術も必須だと思います。
だけど、思うんです。
なんでもデジタル化され便利になっていく中で、あえて手のかかるアナログな部分も大切にしていきたいなあって。
パソコンの文字は見やすいし綺麗ですし、書き換えるのも簡単で便利です。
でも手書きの文字も味があります。
心が伝わるといえばよいでしょうか。
たとえ字が下手でも、イラストが下手でも、何か伝わってくるものがあります。
私の手相教室には原稿が手書きのテキストとパソコンで作成したテキストとの両方があるのですが、「手書きのテキストの方が好きです!」とおっしゃる生徒さんも多いのです。
そこに魅力を感じてこの教室を選びましたという方もいらっしゃいます。
私自身のこのような経験から、起業・副業女子のみなさまへ、ご提案させていただきます。
ぜひ手作りで、お茶会や講座で使う資料や、講座のテキストを作ってみませんか?
作る人の心のあたたかさや思いがダイレクトに伝わる個性豊かな手作りの資料やテキストは、受け取る側の心に響いて、きっと末永く大切にしてもらえると思います。

それでは、私が実際に使用している大人気の手書き原稿のテキストの作り方2種類をお伝えしていきます。
たわいもない方法かもしれませんが、もし、どなたかのお役に立てるなら幸いです。
心が伝わる可愛いテキストの作り方2種
A4サイズの用紙1枚で作るポケットサイズの冊子の作り方
お茶会などで使うのにちょうど良いポケットサイズの冊子を作ってみましょう。
ポケットサイズだと、手帳に挟んだり、バッグのポケットにちょっと入れたりしていつも持ち歩けるので、いつでも取り出して見ることができますね。
準備するもの
- A4サイズの用紙1枚
- はさみ
- タテヨコホッチキス
- マスキングテープ
- 筆記用具
作り方
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1まずA4サイズの用紙を準備して、このように折り目をつけます。
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2このように半分まで切り込みを入れます。
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3このように折り曲げると冊子になります。
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4ページを書き込みます。
表紙・裏表紙になる部分を考慮しながらページを書き込みましょう。
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5開きます。
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6書き込んだページの順番にテキストを作成していきます。
いり組んでいるのでページの順番や上下を間違えないように気をつけて作成しましょう。
もし間違っても大丈夫。
次のように訂正していきましょう。
間違えてしまったら・・・
小さな範囲の時は、修正テープや紙を貼って、上から書き直せば大丈夫です。
大きな範囲、たとえばページごと間違えた時には、1ぺージ分を別の紙に作成し、切り取って貼ってしまえば大丈夫です。
これで原紙の完成です。
原紙はコピーの元として大切に保管しておきましょう。
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7この原紙をコピーします。
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8ステップ1〜3で冊子の出来上がり!
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9マスキングテープで背表紙っぽく飾りをつけると可愛いです。
お茶会のはじめにみんなで作るのも、盛り上がって楽しいですよ♪
もっとページを増やしたい場合は・・・
もし、内容を1冊にまとめるのが難しい時には、もう1枚作って重ねると、倍のページの冊子を作ることができます。
両方の冊子の真ん中を開き、2冊を重ねます。
ページ番号が変わるので、よく確かめてページ番号をつけましょう。
2冊重ねた状態で真ん中をホッチキスで綴じれば完成!
と言っても、ふつうのホッチキスでは留められませんね。
そんな時のお役立ちアイテムが「タテヨコホッチキス」です。
ここがポイント!
タテヨコホッチキスを使いましょう!
こちらがタテヨコホッチキス。
なんと、カシャっとするところがこのように回転するのです!
縦でも横でも留めることができる優れもの!
ポケットサイズの冊子を作るのにも活躍してくれるのです。
このタテヨコホッチキスで上からと下からの2箇所を留めましょう。
タテヨコホッチキスは、いろんな名前で100円ショップにも売ってますが、文房具屋さんで購入したものの方がちゃんと綺麗に留まります。
500円〜600円くらいから販売されていますので、ぜひ探して使ってみてください。
なかなか感動しますよ!
もう少し大きなサイズの冊子を作りたい場合は・・・
A4サイズよりひと周り大きなサイズはB4サイズなので、B4サイズの用紙があればいいのですが、ちょっと手に入りにくいですよね。
なので私は、B5サイズの用紙を2枚並べて貼り合わせてB4サイズにして原稿を作っています。
(作り方はA4サイズとまったく一緒です。)
また、A4サイズの用紙を2枚並べて貼り合わせて作ると、倍の大きさ(A3サイズ)の原稿が出来上がりますね。
A5サイズのテキストの作り方
バッグにもすっぽり入るA5サイズのテキストを作ってみましょう。
一般的なテキストのサイズって、A4サイズが多いですよね。
バッグに入らないので2つに折ったりしなければならず、ちょっと残念だな、と思うことがあります。
ファイルに綴じてあったりすると、もうバッグに入りませんね。
なので、ここでは、A4サイズの半分のA5サイズのテキストを手作りしてみましょう。
準備するもの
- A4サイズの用紙(使う枚数分)
- ホッチキス
- 製本テープ
- マスキングテープ
- 筆記用具
作り方
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1A4サイズの用紙に原稿を書きます。
このように半分に折って、左1ページ右1ページで作成していきます。
ここで気をつけることは、このページは山折りして重ねていくので、1枚の原稿がそのまま見開きになるのではないということです。冊子になった時の出来上がり図を想像しながら、見開きはこうなるんだな、とページごとの内容を決めて作成していくことがポイントです。
ホッチキスでとめる部分(用紙の両サイド)の余白を取ることを忘れずに。
step
2原稿をコピーします。
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3コピーしたものを山折りに折って重ねてホッチキスで留めます。
ホッチキスで3箇所ほど留めましょう。
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4製本テープで貼ります。
製本テープを背表紙のところに貼りましょう。
片側ずつシールをはがせるようになっているので、まずは表紙側からホッチキスの芯を隠すように貼っていきます。
定規などを使って折り目をつけると、裏表紙側も綺麗に貼ることができます。
製本テープはテキストの幅より少し長めのものを準備して、貼り付けたあと余った部分を切り取ると良いです。
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5上からマスキングテープで装飾しても可愛いです。
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6ブックカバーをかけて出来上がり!
透明のブックカバーをかけると本格的に仕上がります。
このブックカバーは、100円ショップに売っているA5サイズのもので大丈夫です。
薄いものと厚いものがありますが、厚い方が高級感が出ますね。
まとめ
私が作っている手作りの冊子の作り方を2種類ご紹介しました。
手作りなんて恥ずかしい、と自分では思っていても、意外とそれを喜んでくださる方もいらっしゃいます。
なので、勇気を出して、手作りテキストを作ってみてください!
パソコンで印刷されたプリントの端っこをホッチキスでぽんっと留めてあるだけの資料よりも、確実に印象に残るのではないかと思います。
なんでもオンライン化されていく今だからこそ、ちょっとだけ手をかけて、目の前の人の心をほっこりさせることができると素敵ですね。
そんなまごころを大切にして、末長く愛される教室を作っていきましょう!